外壁塗装に必要な養生とは?見積もりに必ず含まれる項目
外壁塗装には「養生」と呼ばれる作業があります。外壁の養生と言われても
どんな作業なのかわからない人もいるのではないでしょうか。
そもそも本当に必要な作業なのか?迷ってしまいますよね。
外壁塗装の養生の役割について、詳しく解説したいと思います。
外壁塗装の養生とは
外壁塗装の見積もりをもらったときなどに、必ずといっていいほど「養生」が入っています。
養生は外壁塗装をするときに、塗装箇所以外の場所に塗料が付着しないように
ビニールなどを使ってカバーすることをいいます。
敷地内の汚れを防ぐための養生もあれば、隣近所に塗料が飛んでしまい汚してしまわないように
するための養生もあります。特に隣接している民家の距離が近い場合は、しっかりと養生していないと
あとでトラブルになることも考えられます。
塗料は液体になりますので、どんなに気を付けていてもまわりに飛散してしまうことがあります。
養生は塗装前に準備し、作業が完了したらすべて外すため、残っていることはありません。
そのため、養生を貼っていたかどうかを依頼者側が確認することは少ないといえます。
ただし養生こそ、プロの業が出る場所といっても過言ではないのです。
なかには養生は見えない場所だからと適当に済ませてしまう人もいますし
雑な対応をしてしまう人もいます。
あまりに適当な張り方をしていると、養生テープを剥がした際にきれいさが異なります。
境目に歪みがでる、仕上がりがきれいとはいえない状態になってしまいます。
養生一つでも外壁の仕上がりが変わるとも言えます。
外壁塗装で養生が必要な場所とは
外壁塗装の際に、養生が必要な場所には共通点があります。
室外機や給湯器などの設備
庭やベランダなどに置いてある大きな設備といえば、室外機や給湯器などがあります。
これらは高価なものですし、大きい分汚れも目立ちます。しっかりとした業者であれば必ず養生する
場所といっても過言ではありません。
ただし養生といっても給気口を塞ぐことはありません。
専用のカバーやメッシュなどを使って養生することで、施工中でも
問題なくエアコンを使用できるようにしています。
特に夏場などエアコンがないと厳しい時期もあります。
汚れを防止しながら、通常通りを維持できるので、負担になりません。
ただし、養生してあるときは使用しても問題ないか確認してから使うようにしてください。
車やバイクなど
大切な移動道具でもあり資産でもある車やバイクも養生をして、汚れを防ぐ必要があります。
塗装のときに塗料が付着してしまうとなかなか落ちません。
車専用の養生カバーもありますので、しっかりと全体を覆った状態にでき養生できるのせ便利です。
一度施工すると簡単に外せないタイプの養生とは違い、何度も取り外しができます。
外壁工事は時間もかかりますし、期間中に車を使って移動することも問題ありません。
車の近くで作業をする・しないに関わらず、カバーをつけておくことで
汚れを守り安心して外壁塗装が依頼できます。
お花などの植物
ガーデニングを楽しんでいる人もいると思います。大切に手入れしている
植物に塗料がついてしまうと、枯れるなどの原因になってしまいます。
せっかく美しく咲いている花を傷つけることのないように、しっかりと養生しておきましょう。
お花などの植物全体に養生してくれることもありますし、
期間中花に負担がかからないようなやり方になっているため、安心して任せられるのではないでしょうか。
自宅はもちろん隣近所の花や植物などの養生も忘れずに行うようにしましょう。
意外と周辺に飛び散ることもありますよ。
郵便受け
養生は細かな部分こそ忘れずに行うようにしたいものです。
例えば戸建てなどに多いのが玄関口にある郵便受けです。
形状によっても養生が必要な場合もあれば、必要のないときもあります。
細かな部分だからこそ養生して取れないようにしっかりと固定します。
郵便が入るようには工夫できますので、塗装中に受け取れないなどの心配もありません。
場所によっては表札などを養生することもあります。
家の中でも細かな場所の養生は見逃しがちだからこそ、事前に「問題がないか?」を
確認するようにしておきましょう。
これらの養生の場所は決まっていても、業者と相談して行う場所を一緒に決められます。
例えば日常生活のなかで窓の開け締めを毎日行う場所に養生してしまうと
快適に過ごせなくなってしまいます。
業者の人に養生の場所やタイミングなども相談しておき、外壁塗装中の使いにくさを解消しましょう。
まとめ
外壁塗装にとって養生は必要なものです。どんなにプロの作業でも気を付けていても
汚れてしまうことも考えられます。一度付着し時間が経過するととれなくなってしまいますし
塗り直しが必要になることもあります。
外壁塗装は安心して任せるためにも養生は必要なものであると
認識しておくことも必要なのではないでしょうか。
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